Tech BlogAWSツール & 技術ブログ

💡 ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)合格時の勉強方法と戦略

この記事では、AWS認定のソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)に合格した際の、私の具体的な勉強方法と試験戦略についてご紹介します。

インフラ実務経験がある方は、知識の棚卸しと未経験分野の補強に、これからSAAを目指す方は学習計画の参考にしてください。

🌟 前提となる私のバックグラウンド

私のAWSに関する知識レベルと実務経験の前提は以下の通りです。

経験・知識レベル

  • インフラ実務経験: 約7年間
  • フルスタック開発経験: Webアプリケーションとリレーショナルデータベースに関連するインフラ周り

🛠️ 実務経験に基づいた知識の差

私の知識は、業務で扱うサービスに集中しており、試験範囲の中でも明確な得意分野と未経験分野が存在しました。

🟢 実務で深い知見があるサービス(一例)

  • コンピュート/ネットワーク: EC2、ECS、ALB、VPC
  • ストレージ/CDN: EBS、S3、CloudFront
  • データベース/キャッシュ: RDS、ElastiCache (Redis)
  • セキュリティ/監視: WAF、AWS Shield、CloudWatch、CloudTrail
  • メッセージング: SNS、Pinpoint
  • 請求: Billing、Cost Explorer

🔴 実務で知見がないサービス(要補強/一例)

  • サーバーレス系: Lambda、SQS、DynamoDB
  • 機械学習系: Macie、Rekognition

実務経験がある分野は学習の土台となりましたが、知見がない分野については、試験対策として重点的に学習する必要がありました。

📅 勉強期間と資格取得の流れ

SAA合格までの期間は、クラウドプラクティショナー(CLF)の学習期間も含めて約2ヶ月でした。

資格取得のロードマップ

  • CLF(クラウドプラクティショナー)
    • 勉強期間: 約2週間〜1ヶ月
    • 備考: AWSの基本的なサービスを網羅的に把握。
  • SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)
    • 勉強期間: 約1ヶ月(CLF合格後)
    • 備考: 応用的な設計原則と、未経験分野の補強に集中。

CLFの勉強で広範なAWSサービス名を覚えたことが、SAAの学習へのスムーズな移行を可能にしました。

📚 使用した教材と学習の進め方

メインで使用した教材は、オンラインの問題集です。

  • aws-exam.net

CLF、SAAともに、問題集の進捗率が約50%に達した時点で試験に挑みました。

【補足】なぜ進捗率50%だったのか? 私の場合、**「ダラダラ勉強するのを防ぐ」ため、先に受験日を決めました。仕事や家庭の都合で思うように勉強できない日もあり、結果として試験日を迎えた際の進捗率は50%でした。これは「50%あれば十分」という意味ではなく、「受験日に間に合わせるための最低限のライン」**と捉えて、その進捗率で本番に臨んだ、という戦略的な選択の結果です。

私の学習の進め方は、「とにかく問題演習と解説の理解を繰り返す」ことです。

  1. 問題を解く: 制限時間を設けずにじっくり解く。
  2. 解説を読む: 正解・不正解に関わらず、必ず解説を読み込む。
  3. 理解する: **「なぜこのサービスが最適解なのか」「他の選択肢はなぜ不適切なのか」**を理解し、特に実務経験のないサービスについては、公式ドキュメントやアーキテクチャ図を見て基本的なユースケースを把握する。

⚠️ 注意点:問題を「暗記」するだけでは落ちる 問題と回答の組み合わせを覚えるだけでは、試験で問われる応用的な設計判断に対応できません。ダラダラと暗記するのではなく、設計原則に基づいた最適なソリューションの選択ができるよう、深く理解することが重要です。

🧠 SAA合格のための具体的な試験戦略

SAAは問題文が長く、サービスの種類も多いため、明確な戦略を持って挑むことが大切です。

1. サービスの「和訳(機能)」でサービスの種類を多く覚える

実務で使っていないサービス名でも、英単語の意味や略されているサービス名の正式名称を理解するだけで、そのサービスが持つ機能や種類が類推できます。これは回答を絞り込む上で非常に強力な武器になります。

サービス名とその和訳(機能)・正式名称

  • Audit Manager: Audit(監査) → クラウド監査の自動化
  • CloudTrail: Trail (足跡) → API操作履歴の証跡
  • RDS: Relational Database Service (リレーショナルデータベース)
  • SNS: Simple Notification Service (シンプルな通知サービス)
  • Shield: Shield (盾) → DDoS保護サービス

2. 問題文から「ピンポイントなキーワード」を見つける

長文の問題をすべて読み込むのではなく、要件を特定するための核となるキーワードを探し出すトレーニングをしましょう。

問題文のキーワードと関連サービス

  • 「コストを最も抑える」: S3 Glacier, EC2 スポットインスタンス, Lambdaの無料枠
  • 「可用性の最大化」: マルチAZ、リージョンを跨いだDR、Auto Scaling
  • 「レイテンシーの最小化」: CloudFront、Global Accelerator、Edge Location
  • 「非同期で処理する」: SQS、SNS、Lambda(非同期実行)

キーワードを特定するだけで他の選択肢を瞬時に除外でき、解答時間を大幅に短縮できます。

3. 未経験サービスも「基本の設計パターン」を押さえる

実務経験がないサーバーレス系(Lambda、SQS、DynamoDB)などのサービスは、丸暗記ではなく、「従来のアーキテクチャのどの課題を解決し、どのような設計で利用されるか」という視点で学習しました。

例えば、Webサーバーとデータベースの間にSQSを組み込むことで、リクエストの急増に対応し、アプリケーションの疎結合化と耐障害性を高める、といった典型的な設計パターンを理解することが重要です。

🚀 まとめと次のアクション

私のSAA合格戦略は、「実務経験を土台に、問題演習で応用力を磨き、未経験分野はサービス名と設計パターンで補強する」というものでした。

特に、サービス名が持つ意味を理解し、問題文のキーワードに反応できるように訓練することが、合格への近道だと確信しています。

インフラ経験者の方は、ご自身の強みを活かしつつ、是非この戦略でSAA合格を目指してください!


✅ 読者の方へ

この記事があなたのAWS学習の一助となれば幸いです。もし、この記事を読んで役に立ったと感じていただけたら、SNSなどで感想をシェアしていただけると大変励みになります。